- Kitao Akiko
ワンワン!ワンダフル ワン!
いよいよ思った、「待っていても幸せは来ない」と。
それは、九月末東京でのオリンピック開催が決まったとき。
めでたい!けれど、今じゃない。
茨城・福島・宮城・岩手・青森オリンピックなら、別だけど。
人も、お金も無限じゃない。限りがある。
だから、復興とオリンピックを同時に成功させるなんて、無茶だ。
そのうえ、私たちにはひとり800万円ともいわれる、1000兆円の国の借金を抱えている。
このピンチ、どうするの?!
11日だからワンワン、
ワンダフル ワン!
ワンダフルにするには、一人じゃできない。みんなのお知恵をおかりしなきゃ!
みんなの想いもほとんど一緒だった。
東京だけ、ピカピカになっておわっちゃうんじゃない?!
それから、わたしは家族に話し、ドンドン仲間に声をかけ、アイデアを話し合うようになった。
なにもしないと、イライラと不愉快さが募るだけだけど、
なんとかしようと、動き出すと、不安が消えてきた。
彼女は、デザインが得意!
色を着るだけボランティアの話をして、
「なにか魅力的なワンワンのキャラクター考えてくれない?」
二つ返事で、「いいよ!」。
とってもうれしかった。